氷上奮闘記をご覧の皆様、こんにちは。経営学部国際経営学科4年の岩﨑優です。遅れての挨拶とはなりますが、今年度の副将を務めさせていただいております。どうぞよろしくお願いいたします。さて暑さが和らぎ、過ごしやすい日々となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。私は6月から、某ファーストフード店にて新たにアルバイトを始めました。資金調達のため軽い気持ちで始めましたが、今までのアルバイトとは大きく異なり、社員の方が圧倒的に少ない環境でも質を落とさずに店舗運営を行っていることにとても驚かされました。今回はこのような環境でも、店舗運営が上手く成立している理由について考えてみたいと思います。
いきなり結論にはなりますが、「帰属意識」の強さが一番の理由だと考えます。なぜなら、共に働くメンバーのために責任をもって行動する姿や、現場の課題を自分事として捉え主体的に取り組む姿勢を何度も目の当たりにしたからです。実際、混雑時に他のポジションの方が素早く自分のフォローに入ってくれる場面や、自らスキルアップを目指し積極的に質問をしていく方、反対に改善点があれば躊躇なくアドバイスをくれる方がたくさんいました。このように、店舗や共に働いている人のため自ら働きかける帰属意識の強さが、店舗運営を支えているのだと思います。
では、そもそもなぜそのような帰属意識が生まれているのでしょうか。
第一に、共通の目標が視覚化され、その目標が達成できたか常に管理されている点があります。例えばそれぞれの商品を作り終えるまでの目標タイムがマニュアルの中で設定されていますが、オーダーを受けてから何秒経ったかが常時モニターに表示されており、すぐに結果を照らし合わせることができます。他にも毎日商品の取り揃えをミスした回数などがカウントされており、誰もが同じ基準を意識して働いています。この視覚化の効果は凄まじいもので、嫌でも目に入りますし意識せざるを得ません。
第二に、仕事がバトンをつなぐような流れで進むため、一体感を実感しやすいことがあります。オーダーを受ける人、商品を作る人、商品を受け渡す人など、それぞれに名称がつけられ、細かい役割分担がされています。それぞれが役割を全うできて初めて成果が生まれる構造が自然と一体感を生み出します。反対に自分の担当範囲がどこまでなのか明確なため、流れが悪くなった際にはどこで仕事が滞っているのかすぐに分かってしまうのです。その結果、誰しもが自分の行動に責任を感じ、生半可な仕事をしづらい環境が出来上がります。私自身、お客様からの問い合わせで商品を入れ間違えたことがすぐに判明し、それ以降確認を怠らないようになりました。
第三に、努力を承認し合う文化が存在していることが大きいです。昇格制度やトレーナー制度、さらには技能コンテストといった大会を通じてそれぞれの努力が可視化され、互いに刺激を受けながら働ける環境が整っています。技能コンテストの前夜には、時給が発生するわけでもないのに従業員が夜遅くまで残って準備を続けている姿を目にしました。また勤務外でもアルバイト同士が遊びに出かけることもあり、人間関係が職場での協力をさらに後押ししているのだと感じました。
このように、共通の目標、協働の仕組み、そして承認と交流の文化が重なることで、強い帰属意識が生まれています。その意識こそが、社員の少ない環境でも店舗運営を高い水準で支える力になっていると感じました。
部活動においても、このような帰属意識は一体感を強める上で重要な要素になってくると思います。「一部Aグループ昇格」という目標やスローガンの「共創」を掲げる意義も改めて実感し、このアルバイトでの学びを活かして、更に一丸となって戦えるチームを作って参ります。引退まで残り三か月となりましたが、最後まで精いっぱい走りきりますので、引き続きご声援のほど、よろしくお願いいたします。最後までお読みいただきありがとうございました。